英語とコンピュータ

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外来語と日本語

コンピュータやインターネットの用語は、カタカナやアルファベットで表記されたものが多いです。外来語をそのまま取り入れ、長い期間をかけて、日本語に溶け込ませるやりかたは、遠い昔、奈良時代以前からおこなわれていることです。今使っている日本語で、濁音で始まる単語や母音で始まる単語も、遠い昔は外来語だったそうで、古来の日本語には存在しない単語ということが明らかになっています。厳密に言えば、訓読みが日本語読みとは限らないのです。今、カタカナ英語が氾濫していると言われていますが、すでに1000年以上昔から「日本語の乱れ」はあったのです。

中国では、ご存知のように漢字を使います。外国人の名前も何もかもです。当然、コンピュータ用語も漢字です。韓国では、ひらがなやカタカナのような表音文字なので、外来語をそのまま取り入れることが可能です。しかし、コンピュータ用語の多くは自国の言葉に置き換えて使っているようです。ヨーロッパ諸国は、それぞれの言葉を使います。それぞれの言語の文法に溶け込むように単語を変えることもあります。

英語はインターネットの共通語

カタカナ用語を多用する割には、日本人は英語が苦手です。インターネットで検索しても、日本語で調べれば日本語のページしかリストに出てこないので、気になることは少ないのですが、コンピュータ関連の用語を調べようとすると、日本語で書かれた資料が少ないことに気付きます。そして、多くの日本人は、英語のページが出た途端に、[前のページに戻る]をクリックしてしまうようです。

コンピュータは、アメリカを中心に発展してきました。最近は、情報教育の先進国でもある北欧の国々も活躍していますし、フランスやドイツも世界に情報を発信しています。そして、その手段には英語が使われます。インターネットの共通語は事実上英語なのです。

インターネットが普及する以前は、世界の情報は、日本語に翻訳する時間の分、遅れて日本に入ってきていました。なので、新しい情報は、洋書を通して入手することがありました。コンピュータに関する最新情報も英語です。インターネットが普及した現在、1日遅れくらいで、日本語の最新情報が入るようになりましたが、詳細情報は1週間遅れたり、専門的なことは翻訳されないままだったりします。やはり海外のサイトを直接チェックするほうが便利です。つまり、コンピュータに強くなるには、英語は必須ということです。

実は英語といっても、文法的に難しいものではありません。それより専門用語の解釈が難しいでしょう。すでにカタカナ用語として日本に入ってきても、意味がわからないものがあることでしょう。それと同じです。特に専門的なことは、英語を理解するより、それ自体を理解することに苦労があります。

翻訳といえば、機械翻訳があります。コンピュータに英語から日本語に翻訳させるサイトもあります。しかし、使ったことがあればわかる通り、日本語としてわかりづらいです。文法がかなり違うので、かなり難しいのでしょう。ほどよくカタカナ英語を残すということも無理です。そのためより難解な日本語になります。英語の原文を読むほうが楽です。

また、コンピュータを使うものにとっては、英語は常識なので、英語のまま読んでしまいます。日本語の情報が用意されていれば、それは完全なボランティアです。なぜなら、日本語に訳することは、英語のまま読むより難しいのです。長い文章は、パズルのようです。それが日本語の情報が増えない原因の一つにもなっているでしょう。

国際化

最近、海外のソフトウェアなのに、インストールしてしまうと日本語で表示されるものが増えています。マッキントッシュのソフトウェアは、プログラムリソースと言語リソースは、別になっています。日本語が全くわからない人が作ったソフトウェアに、日本人が日本語のリソースを用意し、原作者に提供し取り込むということがおこなわれています。Windowsにはそのような仕組みは用意されていないので、国際化は進んでいませんが、独自に拡張しているソフトも若干あります。インターネットのサーバーで動作するウェブプログラミングでもメッセージ部分を分離し、言語を入れ替えることができるようにしているものが多いです。

国際化を促進したのは、Unicodeとよばれる文字コード体系です。世界中の多くの言語を表示できるようにしたものです。インターネット上でも、UTF-8という文字コードで作成すると、英語の他に日本語やハングルも入力や表示が可能になります。海外サイトでも日本語表示が可能なのは、UTF-8で作られているからです。ブログが世界中でブームになったのは、このUTF-8による国際化も一躍を担ったと容易に想像できます。

現在はまだ、日本語のリソースがないと日本では普及しない状況ですが、日本語リソースのフィードバックというシステムが定着すれば、世界の最新技術の波に乗ることができるようになるのでしょう。

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